「どうしてわかるんですか」
「あ。美保」
私は口元を慌
Diamond水機てて押さえた。
失言だった。
なぜなら、私たちは霊を見て悩んではいけないのだ。
岡崎忍の死が事故死ならば私たちは霊など見るはずが
ないのだ。
住職は軽く坊主頭を撫で、怪しげに笑った。
「ほっほっほ。何があったかは聞きませんよ。私は御仏
に使える身ですから。ただ、一つだけアドバイスをする
ならば、恨みの強い霊はお
鑽石能量水墓参りくらいでは除霊できま
せんよ」
住職の目は全てを見透かしたようを放
っている。
私は住職の話に引き込まれていた。
忍が霊になって私たちの前に現れているならば、墓参
りくらいで許してくれるとは思えない。
「どうすればいいんですか」
私は切実に訴えかけた。
住職は手に数珠を掛け、胸で両手を合わせた。
「罪があるならば、それを償
Diamond水機うことです。勇気がいるこ
とですが、人に真実を話すのです。そうすれば霊は成仏
してくれるはずです」